ITエンジニアが資格を取ることの意味

2018年6月2日

資格の勉強

私は今年で3年目の組み込み系エンジニアで、2年前に基本情報技術者試験および応用情報技術者試験を合格しました。
今年度の秋からIPAの高度試験を受験していくにあたって、今一度資格を取ることの意味について考えてみようと思います。

資格を取る目的

資格の話があがるとよく

  • 資格を持っていても仕事には役立たないし意味がないんだが?
  • そんなことしてる暇があったら実務の勉強をしろよ!

といった声が一定数あがります。

そんな人には、「資格の1つや2つ取れない人間がいい仕事できるわけないだろう」と言い返してやりましょう。(本当に言い返すと喧嘩になるのでやめることをお勧めします^o^)

・・・冗談はさておき、もしあなたが資格を取ることを目指すなら本当に重要なことは自主的に学ぶことです。というのも資格さえ取ればスキルが身に付くというのには私も反対ですからね。

資格を取るメリットとしてよくあがるのが

  • 給料が上がる。
  • 就職・転職に有利。
  • 出世や昇進の条件となっている。

などですが、確かにそれらは資格を取ることを目指す理由の1つではありますが少し弱いです。

上記に挙げた理由以上に様々な知識を身に着け、後に生かすことが、資格で得るべき最も大きな収穫です。資格を取ることに固執するとそれを忘れがちな人が多く、試験だけを意識して学習する人が多いのも事実です。

実務で得られる知識とは別に普遍的な知識を習得しておくことはふとした場面で役立つものです。我流の勉強しかしてない人は視野が狭まりがちな傾向があります。

またこれからの時代、自分の専門外のことについても知っておいた方が、出来ることの可能性も広がるでしょう。そう言った意味で、資格を「活用」出来ると良い効果が得られると思います。

  • 資格を取る上で最も重要なことは「自主的に学ぶ」こと。
  • 資格を「活用」出来ると、エンジニアとしての可能性が広がる。

資格を利用するには・・?

私が入社した年に学習した基本情報技術者試験を例にお話させて頂きます。

基本情報技術者試験は、ハードウェア・ソフトウェア・データベース・ネットワーク・情報セキュリティ・アルゴリズム・ソフトウェア設計・プログラミング・プロジェクトマネジメント・ITサービスマネジメント・システム戦略・経営関連法規といった幅広い分野から出題されます。

私はこれを、目次として利用しました。

ITは少なくともこれらの技術の上で成り立っており、どれを学んでも損になることはないです。資格試験の学習としての枠にとらわれず、長い目で見て自分が勉強したいことを個別に勉強しましょう。その際は資格試験の参考書ではなく、その分野の良書を読んだ方が楽しく学べます。

ついでに言うと、基本情報技術者試験・応用情報技術者試験は自分が得意分野が2・3個あれば簡単に合格できます。詳しくは「基本情報技術者試験の合格勉強法」をまとめた記事でお話ししたいと思います。

その後は得意分野で各種スペシャリスト資格にも挑むも良し。楽しみながらステップアップしていく、これが資格試験活用の単純な秘訣です。エンジニアに必要な独学のスキルもついでに身に付きます。

既に自分の好きなことで成功しているエンジニアは無理に資格を取る必要は無いですが、自分のスキルを高めるために学習したいけど具体的に何をすれば・・・?という方は資格を活用して基礎を固めつつ、分野別参考書でより深く学ぶというやり方を1つお勧めしておきます。

  • 資格の勉強は楽しむことが第一!
  • IPAレベル3までの資格は得意分野を2・3個作れば簡単に合格できる。

習慣の重要さ

一度自主的に学ぶ楽しさを覚えたら様々なことに学習欲が芽生えるでしょう。良いエンジニアは勉強をすることが習慣になっています。

お勧めなのはブログを書くことです。自分が勉強したことに対していざブログを書くと、実は理解出来ていなかったということが多々あります。慣れないうちは1記事を書くのにも相当時間がかかりますが、日頃から多くの他人を意識して文章を書く習慣をつければ自ずと文章力(説得力)が身に付きます。

そしてアウトプットすることでより自分の知識が定着します。ブログを書かないとしても、ある程度基礎固め出来た段階で、アプリを実際に作ってみるなど、何かしらのアウトプットを心掛けましょう。インプットだけではエンジニアのスキルが身につかないのは確かです。

エンジニアにとって重要な能力を同時に磨ける点でブログを書く習慣は是非おすすめしたいです。

  • 良いエンジニアは勉強することが習慣になっている。
  • 習慣化のすすめとして「ブログ」が非常にお勧め。
  • ある程度基礎が固まったらブログで発信したり、試しにアプリを作ってみるなどアウトプットすることが大事(いつまでもインプットだけでは駄目!)

まとめ

資格で学べるのはIT技術のほんの一部分です。しかし、ITの世界で最低限は知っておくべきことが詰まっています。

資格を取得することだけに特化した勉強ではなく、興味のある分野に関してはどんどん深堀りして勉強していきましょう。結果として、その方が自身のモチベーションや後々の高度試験合格や実用に繋がります。

一番大事なことは自主的に学ぶこと!会社に強制されるとモチベーションって上がりませんし、社会人になってまで誰かに言われてやる勉強ってつまらないですよね。

資格はその1つの手段です。知識が身に付く上に目標が明確で客観的にも評価されるため、次へのモチベーションにも繋げやすいです。

そういった意味で、ITエンジニアが資格を取る意味については、資格自体の価値ではなく、資格を活用することで何が得られたかがより重要と言えますね。