基本情報技術者試験の合格勉強法 (前編)

2018年6月2日

資格の勉強

おはようございます。今回は基本情報技術者試験の合格勉強法について2記事編成でお話しします。タイトルは「合格勉強法」ですが、これから紹介する勉強法は、合格、つまり資格を取得したという実績だけでなく、資格の学習の過程で身に着けたことを直接的に今後に活かすための勉強法を紹介します。

基本情報技術者試験は、IT業界に就職して最初に勉強する資格である人も多いのではないでしょうか。この資格を「活用」することが出来れば、これからのキャリアアップに大きく繋がると思っています。ITエンジニアが資格を取る意味については、下記の記事でも考察しているのでよかったらみていってくださいね(´-ω-`)↓

基本情報技術者試験とは

まずは基本情報技術者試験がどのようなものか見ていきましょう。

日程などの詳細は、IPA 情報処理推進機構のホームページを参照してください。

対象者像

高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能を持ち、実践的な活用能力を身に付けた者(IPA 試験要綱より)

試験内容

試験は午前試験と午後試験に分けて行われます。

合格基準は、午前試験・午後試験ともに60点以上を取ることです。

午前試験

午前試験は全80問出題されます。回答形式は選択式で4つの選択肢から正解を選びます。4分野は問1~50がテクノロジ系・問51~60がマネジメント系・問61~80がストラテジ系で例年構成されています。

過去問と同じ問題または類題が一定数出題されるのが特徴です。

午後試験

午後試験は長文形式の大問が13問あり、その中から7問を選びます。(各大問には複数の設問があります)

午後試験についても毎年出題分野が決まっており、セキュリティ・アルゴリズムとデータ構造・ソフトウェア開発(プログラミング)は必答です。各大問の出題分野は以下になります。(IPAより引用)

基本情報午後試験

アルゴリズムとデータ構造とプログラミングは関わりが深く、必ず出題されるので、この分野に強いと午後試験は有利になります。

受験者数と合格率

平成29年度の統計では受験者数が144,501名、合格率が22.1%となっています。過去の統計からも合格率は毎年20%前半~中盤で推移しています。

合格率が低いと思うかもしれませんが、事前知識のない人こそ早い段階で勉強して受験した方が良いです。IT技術の全体像を把握しておくことで今後の学習に役立てることができると思います。

基本情報技術者試験の勉強法

これから紹介する勉強法はただ基本情報技術者試験に合格するだけでなく、応用情報技術者試験・各種高度試験へと繋がる勉強法です。

個人的におすすめする方法ではありますが、正解というわけではないので一例として考えていただけると幸いです。

学習には参考書を使います。過去問はインターネットで入手できますが、効率良く学習したければ詳しい解説が付いた問題集を買うのも1つの手でしょう。

STEP毎の具体的な参考書は、基本情報技術者試験の合格勉強法 (後編)で紹介しようと思うので、ここでは学習方法を中心に紹介します。

はじめの一冊は詳しすぎず網羅的な本で

最初の1冊を選ぶときのポイントは以下の2つです。

  • 試験範囲について網羅していること
  • 解説が詳しすぎないこと(要点だけをまとめていること)

私はキタミ式イラストIT塾 基本情報技術者試験(技術評論社)で学習を行いました。

STEP1:要点を掴みつつ1周読み切る

まずは要点を掴みながら1周読み切ります。通勤時など習慣的に読むとよいですね。

はじめが一番エネルギーを使うので、そこで参考書に書かれている知識を隅々まで詰め込もうと読むのはあまりおすすめしません。もちろん丸々読み飛ばしていては意味がないのですが、要点だけを掴みながら基本情報技術者試験の出題範囲を一通りカバーしましょう。未経験者の方は資格に限らず、IT技術にどのように分類されるかをまずは一通り知ることが重要です。

このとき参考書に情報が詰まりすぎていると、読むのに時間がかかってしまうためおすすめしません。

得意分野を作ろう

STEP2:分野別の参考書を読む

STEP1では、IT技術はどのように分類されるか、その要点を簡単に学びました。

STEP2では分野に特化した参考書を読みます。基本情報技術者試験や応用情報技術者試験では広範囲の知識が求められますが、その中で得意分野を持っていると午後試験などで得点源になり合格がしやすくなります。

但しここで選ぶ参考書の基準としては、資格対策本にこだわらず面白そう、興味がある、勉強したいと思った本を読んでください。受験勉強ではないので苦手なところではなく面白いと思ったことに特に力を注ぎましょう。

資格勉強の落とし穴は、暗記に集中しすぎて用語や細部の説明にこだわりすぎることです。それらを暗記することも最終的には重要ですが、まずは概念や仕組みについて学んだ方が良いです。丸暗記の一時的学習で得た知識は数週間・数ヶ月で消え去るのは学生時代に実証済です(笑)

反復すること

STEP3:STEP1・STEP2の内容を反復する

STEP1・STEP2で学習した内容は必ず反復しましょう。出来れば3回は読みたいところです。反復するたびに深いところまで読み込んでいき、その際に理解出来ないところはネットで調べる・質問するなどして解決します。

反復により知識が定着するので、このSTEPにはしっかりと時間を掛けましょう。

過去問演習

STEP4:本番と同じ環境で過去問演習を行う

試験1か月前ぐらいには過去問に取りかかります。過去問では知識の補完だけでなく、本番で実力を発揮するために設問毎の時間配分も学びます。午前試験では同じ問題や類題が出るため、直接的な午前試験対策では丸暗記も有効ですが、午後試験では意味が薄いのと、先に繋がらない勉強方法なのでおすすめはしません。

  • 試験と同環境で実施し、時間配分を学ぶこと。
  • 間違えた問題をしっかりと復習し、知識の穴を補完する。

過去問演習では上記の2点を意識します。

まとめ

以上が私が実践した基本情報技術者試験の学習内容になります。

STEP2は資格対策ではないですが、これからに繋がるという意味では最重要です。今は良書が沢山あるので、本気で学ぼうと覚えば独学でも高度な内容まで学べます。IT初心者は是非早いうちに沢山の知識を吸収し、これから活用できる準備を整えておきましょう。